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やまね洞 で居眠りしていたいけど(ひとり本屋のぶつぶつ)

ひとり本屋「やまね洞」の中のねこ店員(ニンゲン)が、本などの話を思いつくままに。

本棚に本をいれるということについて~『絶景本棚』~

本の雑誌編集部編 『絶景本棚』本の雑誌社 2018年


圧巻です。
写真だというのに、圧倒されました。
これが本当の書棚の前に立ったとしたら、もっともっと、「うわ~っ」と、くるくる見回してしまいそうです。撮影されたカメラマンはさぞかし苦労されたのではなかろうかと想像をたくましくして、ページをめくりました。

 

本の雑誌』紙上で、「○月の本棚」コーナーとして2件ずつ紹介されているものから、4つのテーマでセレクトした計34人の本棚が集結した、第1弾書籍*1

 

4つのテーマは全て四字熟語。

 

百花繚乱
不撓不屈
泰然自若
一球入魂

 

なぜその熟語?、と深読みしつつ、棚の様子、並ぶ背表紙をのぞき込み、見たことのある本を見つけてにんまりしたり。ためつすがめつ楽しめます。

寝る前に、電光色の間接照明の中で、没入して見ていたいです。

 

この34の本棚のうち、特に見入ってしまった本棚は

 

見事なまでに整理された空間:京極夏彦(作家)


並びまくる辞書の多用さが楽しい境田稔信氏(フリー校正者・辞書研究家)

 

貸し出しノートの写真が引っかかった:新井素子(作家)

の3氏のもの。

 

あと、中野善夫氏(ファンタジー研究家)については、いかにもな仕掛けを発見してうれしくなりました。この仕掛けは分かりやすいので、ほかにもこうした仕掛けがあるのか、ちょっと気になっております(つまり、見つけられていないということさ・・・)。

 

猫店主には、読みたいものやら読まねばならぬ本を常に目線のどこかに積んでおく習性があります。つまり、机の周りとかの定位置(よくあふれます・・・)に積まれたちいさく積んだ山が家の各所に、いくつかできているわけです。
自分の書棚に並んで背表紙が揃って見える状態になると、途端に目の端に引っかかりにくくなると自覚してますので、本棚に並べるときは、当該書籍を自分がその本を読んだときになります。

 

または。

 

ちいさい山が決壊寸前になった場合に、その中から、これは一時積ん読にしても、急ぎはしない、と思えた本を、そっと廊下のカラーボックスの前に持っていき、玉突き整理をすることになっております・・・。

 

*1:毎月2つの本棚をのぞくだけでも十分満腹感ありありなのに、34も!

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