「糖尿病ですよ」または「予備群ですよ」とお医者さまから宣言されたら、その次に言われる言葉は、たいてい、こうだと思います。
「とにかく、食事に気をつけて、運動もしてください。」
体重がちゃんとあるように見える人には、そのせりふの前についてくる枕詞があります。
「まずはダイエットして、標準体重になってくださいね。」
言われた当人としては、心の中で、
<それができてたら、こんな体になってないっつうの!!>
と叫んでいるわけですが、それをお医者に言うこともできず、ヘコんで病院を後にすることになります。猫店主は、ものの見事にその状態となりました。
しかたがないので、ハードめな糖質制限食を実行してみたわけですが、自分で管理、調理したことでやせることができたと思います。まだお医者さまが希望する標準体重よりは5キロほど上振れしていますが、正直、2キロぐらいの幅はいいやと思って生活をしています。
紆余曲折はありますが、今のところ、食事については以下の点に気をつけるようにしています。
- 食事と食事の間は、4~5時間くらいにおさえるようにする
- その4~5時間の間は水分補給のみにする(おなかがグーッと鳴ったときは別)
- ものを食べるときは、野菜(サラダ・温野菜・野菜炒め)から食べる
- できるだけ、ゆっくり食べる
- ご飯はほかのものがほぼなくなってから、少しずつ、なるべくかむことを意識して食べる
正直、これは「気をつけるようにしてる」、つまり、食べるときに、頭の片隅にぽよよんと思い浮かべて食べているという程度で実行してます。あんまり考えてしまうと、おいしく食べられなくなってしまう気がするのです。
そのせいか、発覚当初よりは血糖値の数値が悪くなっていると言われています。それなので、食べ方、食べる量に気をつけろと言われるわけですが、何が正解というものでもないですし、いろいろ毎日の状況(寝過ごしたとか、締め切りが~とか)に応じてやっていくしかないと思っています。
こうした生活での課題は、野菜とのつきあい方です。そうです、マンネリ化対策。
季節によって使える野菜は変わってきますから、そうした変化はありますが、一番悩ましいのは、サラダ用ドレッシング。
ワインビネガー+塩+パルスイート+オリーブオイルでフレンチドレッシングに仕立てるのが定番なんですが、毎回これではちょっと悲しい。
さあ、何かいい方法はないかな~と思っていたときに見つけたのがこの本でした。
服部 幸應
『おかずのレパートリーが増える 減塩なのにおいしい!たれ・ソース・ドレッシング』
PHP研究所 2014年
基本的な洋風・和風・中華風ドレッシングは当然ですが、そのアレンジの仕方や、あえごろも、ソースとしての使い方など余すところなく一通り網羅され、全部で72のレシピが掲載されています。いまだ、全制覇作成とはいきませんが、幾つかのお気に入りレシピは覚えて、本を見ることなく作ることができるようになりました。
本の趣旨としては、「減塩」にあると思われますが、猫店主は、こんなドレッシングもあるのかと見て楽しんでいたりします。