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やまね洞 で居眠りしていたいけど(ひとり本屋のぶつぶつ)

ひとり本屋「やまね洞」の中のねこ店員(ニンゲン)が、本などの話を思いつくままに。

2023年9月12日は旧暦の7月28日です。二十四節気 次の「秋分」は9月23日からです。

9月12日(火)
#旧暦 7月28日 癸酉 仏滅 建 觜宿
#二十四節気 #白露 (はくろ)
#七十二候 草露白 (くさのつゆ しろし)

 

高田 七面堂 朝日桜 (江戸名所図会 巻4)


徳川将軍家祈祷所たる、高田の亮朝院の七面堂において施餓鬼会が行われる。百味供養あり。

亮朝院は、身延山久遠寺(日蓮宗)に属する寺。本尊の七面大明神は身延山のものと同木で造られたと伝える。

 

東都旧跡尽 高田山吹の里故事

亮朝院のあるあたり、高田馬場より北の方、民家のあたりを山吹の里と呼んだ。

太田道灌が江戸城から鷹狩りに出た折に、このあたりで急な雨に遭い、すぐそばにあった民家に立ち寄って蓑(みの・雨具)を借りようとした。応対に出た小女が、何も言わずに、その時に盛りを迎えていた山吹の枝を差し出したという。

これは和歌「七重八重花はさけども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」の意(山吹は実がつかない・蓑ひとつだになき)を込めていた。その機転、才能を賞して「山吹の里」と呼ぶようになったとか。 

(「……なきぞあやしき」が「後拾遺集」に載る和歌。)

 

※白露(はくろ)
暦便覧:陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也
 
※毎朝、X(旧Twitter)にて投稿している #旧暦 #二十四節気 の情報と旧暦の日付に合わせた江戸の日々の様子。こちらには少し補足して掲載します。

内容は『東都歳事記』などから、画像は国会デジタルコレクションより。

暦にあわせた四季折々の様子、暮らしのひとこまでひと息ついていただければ。

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