5月31日(金)
#旧暦 4月24日 乙未 先負 満 亢宿
#二十四節気 #小満 (しょうまん)
#七十二候 麦秋至 (むぎのとき いたる)
5月5日の祭礼に向けて、4月25日より、府中六所明神(大國魂神社)の神官たちは、品川貴船明神にて垢離(こり)を取り、別火(べっか)物忌み(ものいみ)潔斎(けっさい)に入る。
図中の説明文
向かって右側は「小野の宮と分倍の境、府中より関戸へ行く道は、往昔(むかし)奥州より鎌倉への通路にして、これを陣街道と称しはべるは、元弘より永享の間しばしば戦争の地にてありしかば、かくは字(あざな)せるとなり」
向かって左側は「当社随身門より外の列樹には、鵜(う)あるいは鶯(うぐいす)、その余さまざまの水禽(すいきん)巣を作り栖す。日ごとに品川等の海浜よりその巣へ運び、その雛を有せり。しかれども随身門より内へは一羽といへども入ることなきを、当社七奇事の一とす。また寒中に至れば一羽も宿ることなく翌る年(あくるとし)の寒明けに至りまた来ってねぐらせり。」
※小満(しょうまん)
暦便覧:万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る
盈満:満ち足りる
※毎朝、X(旧Twitter)にて投稿している #旧暦 #二十四節気 の情報と旧暦の日付に合わせた江戸の日々の様子。こちらには少し補足して掲載しています。
内容は『東都歳事記』などから、画像は国会デジタルコレクションから。