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やまね洞 で居眠りしていたいけど(ひとり本屋のぶつぶつ)

ひとり本屋「やまね洞」の中のねこ店員(ニンゲン)が、本などの話を思いつくままに。

2024年2月3日は旧暦12月24日です。節分です。二十四節気 次の「立春」は明日。

2月3日(土) #節分 
#旧暦 12月24日 丁酉 大安 成 柳宿
#二十四節気 #大寒 (だいかん)
#七十二候 鶏始乳 (にわとり はじめて とやにつく)
#土用 

 

東都芝愛宕山遠望品川海

年の市は芝愛宕権現でにぎやかに。
商人が遠近問わず集合し、日本橋にいたるまで出店が続く。

亀戸天満宮 追儺 (東都歳事記)

 逃げ回る 鬼の目玉も四つの海 めでたくはらうあきらけき御代 信𦾔


亀戸天満宮、浅草寺、五条天神等にて追儺(ついな/おにやらい)。浅草寺では疫神祭。神事は18時前からかがり火の中で行われ、鬼や疫を払って新春を迎える。

家々では、煎り豆をうち放ち、柊(ひいらぎ)とイワシの頭を戸外に挿す。山椒と梅干し、黒豆で作った福茶をいただき、蕎麦を食べる。その後、主人は氏神へ詣でる。
その間に、往来を行き来する厄払いに拾った豆と銭を渡すと、厄払いはめでたき言葉を言い、厄や悪魔を祓う。獅子舞を頼む家もあり。立春という新年を迎える夜はにぎやかな夜となる。

 

※大寒(だいかん)
暦便覧:冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也
 小寒、大寒をあわせて寒の時期。寒が過ぎれば立春。

 

※土用 (どよう)
陰陽五行の考え方で、木・火・土・金・水を四季に当てはめ、春=木、夏=火、秋=金、冬=水で、各季節の間に土を挟む。季節の変わり目である目安となった。土用の間は土を動かさず、井戸などの修繕は凶。葬儀も延期したとか。

 

※毎朝、X(旧Twitter)にて投稿している #旧暦 #二十四節気 の情報と旧暦の日付に合わせた江戸の日々の様子。こちらには少し補足して掲載しています。

内容は『東都歳事記』などから、画像は国会デジタルコレクションから。

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